♪2015年 新宿未来創造財団 音楽・コーラスのつどい♪

2015年9月22日(火・国民の休日) 新宿文化センター 大ホール


うたった歌


1:よろこびの歌   (混4)
    近江靖子:詞 / 湯山昭:曲

2:大切なもの    (混3)
    山崎朋子:詞/曲

3:エトピリカ    (混4)
    ~ 混声合唱組曲「海鳥の詩(うた)」より
    更科源蔵:詞 / 広瀬量平:曲


 ピアノ=村田智佳子さま
  譜めくり = 栗原寛さま



この年の「音楽・コーラスのつどい」は、例年よりもひと月ほど早く、シルバーウィークの1日を使って開催されました。
前年につづいて、この年も「大トリ」という大役を仰せ付かった私たち混声合唱隊Neo-TOKYO、この年もNeo-TOKYOだからこそお届けすることができる「昭和と平成」のクラス合唱を披露いたしました。

まず幕開けは、昭和の中ほどにこの世に生まれた合唱曲から、湯山昭先生作曲の「よろこびの歌」。
4声が元気にそしてリズミカルに歌い上げる軽やかなこの名曲は、「クラス合唱曲」という概念がなかった時代には多くの合唱団が演奏会の演目として上演。
その後、多くの中高校の音楽の授業や校内コンクールなどで長きにわたって愛されました。
そんな昭和の名曲は、和気あいあいとした雰囲気のNeo-TOKYOにもピッタリ。
楽譜に手拍子が加えられた改訂版に倣って、楽しく明るくお届けしました!

2曲目の「大切なもの」は、平成20年代の今まさに歌われている「中学校1年生の導入曲」。
「個」を重んじる現代教育の風潮そのままに人の心情を自分自身に語りかけるように語るその詩には、会場の皆さまの心にある「大切なもの」を想い起させるなにかがあったのではないでしょうか。

続く3曲目の「エトピリカ」は、合唱に長く関わってこられた皆さまには言わずと知れた「合唱界を代表する昭和の名曲」のひとつ。
組曲「海鳥の詩(うた)」の第2楽章として、凍てつくオホーツク海に息づく一羽の海鳥「エトピリカ」の命が熱く熱く描かれた曲。
この組曲が生まれてから40年近くが経った今でも、多くの合唱団が演奏会で演目に採用したり、中高校では「出来るクラス」が歌わせてもらえる高難易度の合唱曲です。
ふだんは明るく柔らかな雰囲気の曲を歌うことが多いNeo-TOKYOですが、この日は渾身の力を込めて海鳥の詩(うた)に生命を吹き込みました!

この回は、「生きること」をテーマに選曲しましたが、同じテーマながら三種三様の曲調で、カラフルなステージをお届けすることができました。
昭和から平成まで各時代で合唱を愛してこられた皆さまに、Neo-TOKYOの世界を感じていただくことができたのではないでしょうか?
たくさんの拍手やご喝采をいただくことができ、2か月後に迫った「また違った色の舞台」へ、チカラをいただくことができました!
会場の皆さま、主催された新宿未来創造財団の皆さま、本当にありがとうございました!!


  ~ Special thanks for taking a picture, K.AOKI ~


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