2017年 第37回新宿合唱祭 初夏にうたおう♪

2017年6月10日(土) 新宿文化センター 大ホール




混声合唱隊Neo-TOKYOがうたった歌

1:翼をください  (混3)
    山上路夫 詞/村井邦彦 曲/橋本祥路 編

2:みんなひとつの生命だから (混3)
       片桐実 詞 / 橋本祥路 曲



会場の皆さまと全員合唱でうたった歌

  線路は続くよどこまでも
    アメリカ民謡/佐木敏:詞/橋本剛:編


 ピアノ = 村田智佳子 さん


毎年、梅雨入り直後に開催される新宿合唱祭「初夏にうたおう」。
この年は梅雨の合い間の太陽が覗くちょっぴり暑い好天に恵まれました。
懐かしいクラス合唱曲のNeo-TOKYOからは
懐かしいポピュラー曲とクラス合唱曲をお届けしました。

1曲目の「翼をください」は、言わずと知れた
昭和のフォークソンググループ「赤い鳥」さまによるメガヒットソング。
昭和46年に発売されて以降、多くの歌手の皆さまによってカバーされ、
さらに幾種類もの合唱編曲も発表されて
小学生から中学生まで、とてもたくさんの人々の心に生き続けています。
Neo-TOKYOからは、中学1年生に最も広く歌われてきた混声3部の編曲のものをお届けしました。
会場でも懐かしく感じられた方がいらっしゃったのではないでしょうか。

2曲目は、平成初期の中学校で歌われていた
クラス合唱曲の逸品「みんなひとつの生命だから」。
1学級の生徒数を少なくすることが決められてから久しく、
そして、中学校での音楽の授業コマ数が減ってしまってからは、
それまでのクラス合唱曲で描かれ続けてきた「地球」「自然」「動物」「歴史」といったテーマから、
より身近な「友達」「友情」「家族」へと、教育音楽の題材が大きく変わりつつあった
教育合唱の過渡期にあたる時代のクラス合唱曲です。
強弱や速度の起伏に富む構成で、1曲4分間の中だけでも、
充分にスケール感を表現できるように工夫されています。
数えきれないほどの身近な生命の営みで大きな地球ができている、あるいは
この地球の中にあって小さなひとつひとつの生命があまりにも大切な存在であることを、
この歌からたくさんの中学生たちが学んでいったことを感じさせます。

そしてそれら2曲に先立って、
会場の皆さまと一緒に歌う全体合唱のコーナーに初めて混声合唱隊Neo-TOKYOが登場しました。
ホールいっぱいに響き渡る皆さまの歌声に背中を押されて、
Neo-TOKYOも力いっぱい歌うことができました。
こんな歌の輪をいつまでも繋ぎ続けたい、そんな想いを胸に、
この年も新宿文化センターで充実した時を過ごすことができました。

会場の皆さま、新宿文化センターの皆さま、そして新宿区合唱連盟の皆さま、
誠にありがとうございました!
7月の東京都合唱祭に向け心の栄養をしっかり蓄えて、暑い夏を乗り越えてまいります!


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