2018年 第73回 東京都合唱祭♪

2018年7月8日(日) 新宿文化センター大ホール (東京 東新宿)



うたった歌

1:一週間      (混3)
 楽団カチューシャ 詞/ロシア民謡/岩河三郎 編


2:あの踊りの輪の中に(コロブチカ) (混3)
     東龍男 詞/ロシア民謡/岩河三郎 曲


3:黒い瞳     (混3)
     中村千栄子 詞/ロシア民謡/岩河三郎 曲


 ピアノ = 村田智佳子さま



西日本が大きな豪雨被害に見舞われたこの夏、新宿で開催された「東京都合唱祭」に、
混声合唱隊Neo-TOKYOが、皆さんに歌声で力をお届けに参上しました。

この年の演目、「一週間」「あの踊りの輪の中に」「黒い瞳」は
いずれもロシア民謡から生まれた日本のクラス合唱曲。
古き良き昭和の時代に、多くの中学生たちによって歌い継がれてきたロシア民謡の数々を
大人になったNeo-TOKYOによって、迫力いっぱいにお贈りすることができました。

「一週間」は、昭和38年に
かの ボニージャックスさまによって世に送り出され、歌い継がれている名曲。
Neo-TOKYOのほとんどは、この年にはまだこの世に生を受けていませんでしたが
歌の心は50年以上経った今でも多くの人々の心に刻まれ続けてきました。
その懐かしい名曲を、平成最後の夏となったこの年にお届けできました。

「あの踊りの輪の中に」は、昭和48年10月に
NHK専属のコーラスグループ ヤング101さまが歌い、
同局の5分間番組「みんなのうた」で発表した曲です。
ヤング101さまは、充実した男性陣を支えにした厚みのある歌声で
当時圧倒的な人気を誇ったグループでした。
この曲の元となったロシア民謡「コロブチカ」は
今でもIT関連企業のCMソングに採用されるなど、
どこかで耳にするメロディとして受け継がれています。

「黒い瞳」は、ロシアの人々の誰もが口ずさめるほど有名なロシア民謡。
岩河三郎氏ならではの緩急に富む編曲によって叙情的なラブソングとして生まれ変わり、
昭和の中学生たちに長く歌い継がれたクラス合唱の名品です。
「歌声はささやく(大中恩 曲)」「トランペット吹きながら(湯山昭 曲)」「野生の馬(岩河三郎 曲)」など
数々の合唱曲などでも作詞を手掛けられた中村千栄子氏による歌詞も
原曲のイメージを踏襲しつつ、中学生にも平易に解釈できる素敵なものでした。

日本生まれの楽曲を含まないステージはNeo-TOKYOとしては初の試みでしたが、
それらも「素晴らしい昭和のクラス合唱曲」には変わりありません。
共演してくださった皆さまからの相互感想文でも
「懐かしく聴かせていただきました」
「ロシア民謡は本当に懐かしい」
といった内容のお言葉をたくさん頂戴しました。

奇しくも、サッカーワールドカップがロシアで開催されていたこの年、
その真っ只中に パワフルなロシア民謡の数々をお届けできたことで
「音楽に国境はない」をも体現できたのではないでしょうか。

来たる11月にも、懐かしいクラス合唱の名曲たちをお届けに伺います!

どうぞお楽しみに!!


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